うつろふ

◆第四句集 春の星この世限りの名を告ぐる 「うつろひゆくもの」のひとつとして、季語に捧げる俳句を詠み続けたい。 (著者) ◆自選十五句 炎天や何求ぎて波つぎつぎに ひるがほや死はただ真白な未来 造り滝みづべらべらと落としをり 月光に山征きにけり新豆腐 星なべて自壊のひかりきりぎりす 本ひらくやうに冬青空仰ぐ 野に山に枯みなぎりて醇乎たり 息の根のごとき海鼠を掴み出す 寒晴や高さ貪るビルの群 鮟鱇の恵比寿笑ぞ畏ろしき 春浅し川総身の鱗波 ひろびろと波打つ布のやうに春 一山の絶唱の花吹雪かな 桜散るいつもわれらを置去りに 春の星この世限りの名を告ぐる

著者
奥坂まや
出版社
ふらんす堂
発売日
2021-08-16
価格
2,800円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784781413709

発売済み

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