春風

◆自選十五句より 虚子の忌の黴のよろしきチーズかな 蜂の巣を繕ふ蜂の泣きながら 縁側は小春が寄つてゆくところ 初硯拙を守るといふことを 台風圏叩いて枕ととのふる 野紺菊空がひらいてゆきにけり 雪が来る耳のきれいな子どもたち 巣燕のなんでんかんでん口ひらく わが性根種痘のころに定まりし 汐まねき利き腕ばかり使ふから

著者
大島雄作
出版社
ふらんす堂
発売日
2013-09-01
価格
2,667円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784781406107

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