世間の辻

五山の送り火の二日後、姉小路大宮の四辻で菊太郎は力のない足取りで歩く四十男を見かける。声をかけようか逡巡したが、後日、その男はさらに痩せさらばえ、腹には刀傷を負った姿で鯉屋に担ぎ込まれてくる。男は石工の松蔵。惚けのひどくなった母親の面倒を見るため、仕事を辞めて無住の寺に身を寄せていたという。男の悲惨な状況が意味するものとは?親思いの幸薄い男の窮地に菊太郎が立ち上がる表題作ほか全六編収録。
- 著者
- 沢田 ふじ子、澤田 ふじ子
- 出版社
- 幻冬舎
- 発売日
- 2007年1月発売
- 価格
- 価格未定(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784344012813
- ページ数
- 323ページ
発売済み
シリーズの既刊・続刊
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