デュポール チェロ奏法と21の練習曲

チェロの定番エチュードである「デュポールの21の練習曲」は、デュポール自らがチェロの奏法に関して幅広い視点から詳細に論じた「試論」と合わせて2部構成の形で出版されたが、現代では実践的な「練習曲」の部分だけが抜き出され、デュポールの意図から離れた形で出回っている。当時の時代背景を踏まえながら「試論」を読み解きエチュードに取り組むという本来あるべき姿に則り、「試論」も「練習曲」も初版に忠実に再現した全文翻訳書として、待望の本邦初出版が実現した。「試論」を正しく理解するにはチェロの歴史など深い知識を必要とするため、随所に丁寧な補足がなされている。「練習曲」は難易度の高い曲も含まれるが、「試論」は初心者から上級者まですべてのチェロ奏者が取り組める内容で、解説を読みながら譜例に示された小さな練習曲を試すことによって、必ず大きな成果が得られる。満を持してのチェロ学習者必携書の刊行である。

著者
島根 朋史
出版社
株式会社音楽之友社
発売日
2024-02-21
価格
5,800円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784276477018
ページ数
232ページ

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