堤中納言物語

異色の輝きを放つ王朝の短編物語集。全文を、この一冊に凝縮。王朝物語の系譜ながら、近代的な機知と諧謔に富む、洗練された味わいを持つ。現代語訳対照・類黎歌合注解・解説・和歌初二句索引・論評付き 今改めて問う。 堤中納言物語は、我々に何を呼びかけているのか。 川端康成は言っている。 平安末期の物語であるが、その精神と形式とにおいて、 他の同時代物語を圧して、次代の新興文学に呼びかけている点では、 文学史上注目すべき作品だ。 昭和初期の国文学界の鬼才、藤岡作太郎は、 「虫めづる姫君」の作者がもし女性であるとするなら、 よほど精神のしっかりした、教養のある時代に先んじた婦人ではなかったか、と語った。
- 著者
- 池田 利夫
- 出版社
- 笠間書院
- 発売日
- 2006-09-01
- 価格
- 1,500円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784305704191
- ページ数
- 276ページ
発売済み
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