紛争という日常

その歴史において暴力と結びついた土地、北アイルランド。 長期紛争のなかでの日常経験や人間関係に着目し、綿密な聞き取りから人びとの紛争の記憶と物語に迫る。 本書は、30年つづいた北アイルランド紛争の記憶の民族誌である。中心となるのは、とらえがたく漠とした生活の記憶や、益体なきものに見える日々の噂話やおしゃべりが、いかに人と地域コミュニティの価値規範を根底において支え、ある政治経験・歴史経験が「共有されている」という意識を涵養してきたのかという関心である。 【目次】 第一章 揺れる日常、変わりゆく記憶 第二章 長期紛争経験の語りの解釈学 第三章 社会的・歴史的背景 第四章 紛争という日常 第五章 地域コミュニティの集合経験 第六章 和平への葛藤 第七章 時間を旅する歴史経験—間世代的な記憶 第九章 長期紛争の記憶を語るということ
- 著者
- 酒井 朋子
- 出版社
- 人文書院
- 発売日
- 2015-03-12
- 価格
- 6,000円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784409530481
- ページ数
- 312ページ
発売済み
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