パチプロを哲学する

パチンコは、多くの人々を引き寄せる「娯楽」であると同時に、賭博性や犯罪のイメージ、依存問題や青少年への悪影響などから社会悪として見なされてきた。10兆円を超える売り上げを誇る産業でありながらも、ネガティブなイメージで語られがちだといえるだろう。 では、パチンコで生計を立てるパチプロはパチンコとどのように向き合い、稼ぎを得て、生活しているのか。一方で、パチンコ障害の親をもつ子どもや依存問題の支援をおこなう現場の人々は、どのような思いを抱えているのか。 インタビューや座談会から、あまり語られないパチプロの声を明らかにする。そして、パチンコが社会に適合できない人のセーフティネットを担っていること、当事者も支援者も、依存と支援のはざまで共存を模索していることを照射する。 また、オカルト打法や「軽薄な遊び」としての側面を哲学的な視座から考察する。差別や偏見を伴う眼差しを向けられやすいパチンコの善悪二元論的な固定観念を溶かし、パチンコとともに生きる人々の理解に向けて、多様な回路を作り出す。

著者
小西 真理子
出版社
青弓社
発売日
2026-08-26
価格
2,400円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784787235787
ページ数
260ページ

発売済み

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