草野比佐男詩集 玉川村金成

18歳で15年戦争の敗戦にあった草野さんは、事あるたびにかつての戦争を振り返る。あの長く愚劣な、飢えと蚤の、学徒援農隊の、軍事教練の、教師と上級生には絶対服従の、理不尽な私刑の対象にされた戦争の記憶を呼び戻す。そして草野さんは農学校のみならず、学校の外の大多数の大人たちの、国家権力とその先棒かつぎにノーといえない「大勢」順応の怖さを甦らせる。 「すべては愚図で強情な少年の挙国一致・一億一心の時代への不適合に起因した」という多数からの孤立感、怖さ、が〈戦争を経て確信となりしこと多数派の行方必ず誤る〉という歌に収斂していったのである。 この詩集は、学徒援農隊として駆り出され、

著者
草野 比佐男
出版社
梨の木舎
発売日
2006-06-05
価格
1,400円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784816606045

発売済み

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