Derivational Feature-based Relativized Minimality

本書は、イタリア語、英語、日本語における疑問詞、焦点要素、話題化要素などの語順制限と介在効果に関する統語論の研究書である。特に、単一文に二つの移動が生じる場合の介在効果の事実を収集・精査し、それらを並行移動や分離移動などの独創的な移動操作と派生的な相対的最小性の原理により分析する。さらに、同分析を、英語の焦点化構文(重名詞句移動、there構文、場所句倒置文)や、日本語のwh句と焦点化要素の介在効果に拡張し、それらの構文を統一的に説明する。また、そもそも意味と音をつなぐ適切な統語構造はどのように構築されるのかという根本的な問いに関して、ラベリングの制約(Chomsky (2013))と主要部移動の考えを組み合わせることにより、独自の派生的な階層構造の構築方法を提案するものである。

著者
前田 雅子
出版社
九州大学出版会
発売日
2014-12-24
価格
7,200円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784798501475
ページ数
162ページ

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