ネジと人工衛星 : 世界一の工場町を歩く
ええもん納めて金もらうのが日本人のお金の儲け方や。 僕らの世界でミリっていうのは、みなさんのメートルぐらいの感覚です。 「あんたんとこ過剰品質や」言う人いてますよね。 注文は数やなくて、キロ単位。何個あるかはわからんわけです。 10年に1回しか使わんような材料も置いてます。 ただ図面どおり作ってるんじゃ使えないんです。 うちのような商売がなかったらロケットも作られへんやろうし。 最終的には検査は人間の目でしか無理なんですよ。 材料も僕は1軒からしか買いません。 中国には、こちらから積極的に技術支援しています。 うちの名前が知られたのは、人工衛星「まいど1号」の件ですね。 うちしか出来ないから高くいただきますってことは通用しないですね。 うちは「もったいない」の老舗、世の中が後からついてきたんです。
- 著者
- 塩野, 米松, 1947-
- 出版社
- 文藝春秋
- 発売日
- 2012年9月発売
- 価格
- 770円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784166608775
発売済み
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