日本霊異記の罪業と救済の形象

人はどのように苦しみ救いを得ているのか 恋や愛という他者への欲望から生まれる罪業と葛藤、 そして聖人の救済が描かれる『霊異記』。 奈良末期から平安朝前期において、漢訳仏典の語や教理の深淵に 人間の心の様相を求め、存在の在り方を探った仏教説話集である。 これまでは仏教学、思想史学、歴史学、国語学方面からのアプローチが ほとんどであったが、「文学」の対象に据えたとき、 物語の持つあらたな構造が浮かび上がる。 作品論的読解により、中国説話集の未熟な模倣作とされた評価を覆す。
- 著者
- 大塚 千紗子
- 出版社
- 笠間書院
- 発売日
- 2017-03-09
- 価格
- 5,800円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784305708359
- ページ数
- 276ページ
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