洋ピン映画史

「洋ピン」黄金時代は70 年代。 仏国のサンドラ・ジュリアン、 米国のシャロン・ケリー、 スウェーデンのマリー・フォルサら女優が多数 来日したのだった。 本書は1960 年代~ 90 年代までの約30 年間、 日本の映画市場に流布した 欧米のポルノ映画についてまとめたものである。 ポルノ映画とはいえ、日本には純粋なそれは存在しない。 修整されたそれらは結果的に、当時作られていた セックスシーンを疑似演技で撮影した日本のピンク映画 (独立プロ成人映画)となんら変わりがない。 そこから洋画ピンク(洋ピン)という 日本独特の呼称が生まれた。それらは きわめて鑑賞意欲を殺ぐものではあったが 大きな集客はあった。億単位の高配収を記録した作品も なかにはある。しかしそれらが忽然と消えた。 時代がそれらを必要としなくなったのだ。 ビニ本の流行、AVの普及、雑誌・写真集における ヘアヌード解禁、新風営法による規制強化、 ネットによる無遠慮な裸像の露出。 ボカシだらけの「洋ピン」を見るために 映画館へ行く者はいなくなった。 映画を大衆娯楽のひとつとした場合、 「洋ピン」もまた無視できない存在だったといえる。 日本における「外国映画公開史」として、 おそらく映画業界からも忘れられつつある 「洋ピン」の歴史を、 主に話題となった作品をセレクトしつつ 在野の研究者が高濃度に綴る。
- 著者
- 二階堂 卓也
- 出版社
- 彩流社
- 発売日
- 2016-11-21
- 価格
- 3,000円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784779122422
- ページ数
- 317ページ
発売済み
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