ハンナ・アレント<世界への愛>

アレント思想の核心に迫る! 『人間の条件』『全体主義の起原』などで知られる政治哲学者ハンナ・アレン トは、いまなお根強い人気をもっています。その主著ともいえる『人間の条件』 をアレントは「世界への愛」(アモール・ムンディ)と名づけようとしていまし た。この逸話から著者は、アレントの思索と活動に底流するのは、師ハイデガ ーの哲学の「超越・死・頽落」などとは異なる「他者と共生する」希望の哲学 であると主張します。そこから、彼女の多彩な著作(ギリシャのポリス、ロー マの共和制、アメリカ革命、全体主義、アイヒマン裁判などを論じたもの)、 往復書簡などを分析し、さらにはナチスに関わったハイデガーとの秘められた 愛についてもふれて、一貫して「公的な領域」、公共性の保持に希望を見出し 活動したアレントの生涯を浮き彫りにします。数多いアレント論のなかでも、 「巻措く能わざる」の力作といえましょう。

著者
中山 元
出版社
新曜社
発売日
2013-10-20
価格
5,700円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784788513419
ページ数
520ページ

発売済み

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