笑いと嘲り

笑い・ユーモアといえば、無条件によいものというのが常識です。しかし著者によれば、笑いには陰の側面があります。嘲り、からかいです。人は、仲間と一緒のとき、よそ者や変わり者を嘲笑ったりからかったりします。これこそ、笑いがあらゆる文化にあることの核心です。嘲笑される可能性があるから、社会のメンバーはいつも社会環境の習慣やしきたりに従います。真面目な社会生活は、笑いの可能性なしには維持できないのです。ある人には無害なちょっとしたからかいが、別の人には過酷なものになります。笑いのもつ、笑ってすますことの出来ない社会的・心理的意味を、本書は理論的、歴史的に明らかにしました。批判心理学の旗手ビリッグならではの、読み応えある本です。

著者
M.ビリッグ、鈴木聡志 訳
出版社
新曜社
発売日
2011-07-08
価格
4,300円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784788512405
ページ数
496ページ

発売済み

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