綾子の一句

◆8月15日 白木槿嬰児も空を見ることあり 白い木槿の花が咲いている。嬰児は普段は泣いて、乳を飲んで眠るだけ。それが抱かれたまま空を見ている。笑うでもなく、泣くでもなく、じっと視線を動かさない。動くものや派手な色合いのものを見るなら分るが、空を見つめる赤ん坊はどこか神秘的だ。「赤ん坊」ではなく「嬰児」と言うと、子どもの月齢や、子どもを見る眼差しの冷静さが想像される。 季語=木槿(秋)
- 著者
- 岩田由美
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2014-08-25
- 価格
- 1,714円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784781406947
- ページ数
- 234ページ
発売済み
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