欠陥製品に関する刑事過失責任と不作為犯論

欠陥製品を起因とする死傷事故に関する過失事例に焦点を当てて,「不作為態様の過失犯」は「不作為的過失犯」として捉えるべきものであり,そこでの問題は,「純然たる過失犯」として展開する理論的方向性を提示することが,本書の狙いである。この結論は,反面では,「不作為態様の過失犯」は,不真正不作為犯の理論領域ではないことを論証するものでもある。 具体的な判例として,製造・販売段階の刑事過失事件では,さつまあげ中毒事件,森永ドライミルク砒素中毒事件.カネミ油症事件,など。製品流通段階の刑事過失事件では,薬害エイズ事件,パロマガス湯沸器一酸化炭素中毒死傷事件,三菱自工製トラックタイヤ脱落事件,などを取り上げ,判例理論の特質と問題点を明らかにしている。
- 著者
- 稲垣 悠一
- 出版社
- 専修大学出版局
- 発売日
- 2014-03-07
- 価格
- 3,600円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784881252826
- ページ数
- 304ページ
発売済み
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