《日本の思想》講義

破滅する政治、蔓延する無責任、加速するイメージ支配…… そして、"なんでも"「2.0」でいいのか? 戦後の古典を、今一度紐解き、なぜ、この国では、「熟議」「公共性」「自由」「正義」 「民主主義」などが、本当の“意味”で根付かないのか?を徹底分析、〈思想する〉ことを鍛える集中授業! 〈対立している二つの陣営が、それぞれどういう内的原理に基づいて価値判断しているのかはっきりしないまま〝論争〟し、何となく終わるので、政治哲学的に深まっていくことがない。少し異なったテーマになると、どこかで見た様なパターンの対立が――それまでの議論の成果を踏まえて深化することがないまま――何となく繰り返される。/それが、丸山が『日本の思想』で「思想的座標軸の欠如」あるいは「無構造の伝統」と呼んでいるものである。(…)どうして「日本の思想」は全面的に西欧化せず、独自性があるのかないのか分からない曖昧な状態に留まっているのか、という丸山的問題を掘り下げて考えると、いろんなことが見えてくるような気がする。〉――本文より 【目次】 [前書き]丸山の〝お説教〟をもう一度聞く――「3・11」後、民主主義ははたして〝限界〟なのだろうか?と思う人々へ [講義]第1回 「新しい」思想という病――「なんでも2・0」、「キャラ・立ち位置」、「人脈関係」という幻想 [講義]第2回 「國體」という呪縛――無構造性、あるいは無限責任 [講義]第3回 フィクションとしての制度――「法」や「社会契約」をベタに受けとらない [講義]第4回 物神化、そしてナマな現実を抽象化するということ [講義]第5回 無構造性、タコツボ、イメージ支配――ネット社会で「日本の思想」という〝病〟を考える [講義]第6回 〈『である』ことと『する』ということ〉を深読みしてみる [後書き]〝即効性〟の思想など、ない ◉丸山眞男と戦後日本思想を知るために、これだけは最低限読んでおいたほうがいいブックガイド ◉年表
- 著者
- 仲正 昌樹
- 出版社
- 作品社
- 発売日
- 2012-08-08
- 価格
- 1,800円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784861823961
- ページ数
- 336ページ
発売済み
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