感情形容詞の用法

用いられている法則を明らかにし、日本語教育への成果応用を目指す。 「感情・感覚を表し得る形容詞」について、終止用法、連体修飾用法、副詞的用法について詳細に検討する。従来見落とされていたタイプの分類を補い、新しい指標を設定。先行研究が不十分だった点を埋め、真の感情形容詞像を示す。研究成果を日本語教育に取り入れるための、具体的な方法も披露。現行教科書の問題点を指摘したうえで、学習者向けのルールを提案し、日本語教師向けの文法解説をまとめる。 形容詞という品詞に分類される語には、「大きい」「白い」といった物の性質を表す語もあれば、「うれしい」「悲しい」という人間の感情を表す語もある。前者は、属性形容詞、後者は、感情形容詞と呼ばれている。本書では、「みんなと会えて、うれしいです。」のような感情形容詞が述語として用いられる終止用法、「苦しい顔」のような連体修飾用法、「悲しく聞いた」のような副詞的用法について考察を行い、感情形容詞の全体像を明らかにした。日本語学習者が産出する「日本語としておかしいのはわかるが、なぜおかしいか説明できない日本語の文の山」と格闘した成果。

著者
村上 佳恵
出版社
笠間書院
発売日
2017-05-18
価格
3,500円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784305708465
ページ数
304ページ

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