ラディカル・ルーマン
◆ルーマンより面白い「ルーマン入門」 ルーマンは現在もっとも難解な著作を書いた思想家とみられています。彼の思想を理解するのは容易ではありませんが、著者は、ルーマン思想の核心をラディカリズムと喝破し、その思想を巧みな比喩やシニカルなユーモアを交えながら明快に語ります。知の体系の確立者ヘーゲルと対比しながら、ヘーゲルが宗教という偶有的なものを「必然性の哲学」によって止揚したとするなら、ルーマンはヘーゲルを「偶有性の理論」で止揚したと、思想史的独自性を明らかにします。また、ルーマンが混迷の時代に有効である理由を、システム論的な「偶有性の思想」に求めます。民主主義についても、そのイデオロギー性を知らないと危険だと指摘します。あまりに明瞭すぎるルーマン像に専門家からは反発が出そうな、しかしなるほどと思わされる、知的刺戟にみちた「ルーマン入門」です。
- 著者
- ハンス・ジョージ・メラー、吉澤 夏子
- 出版社
- 新曜社
- 発売日
- 2018-01-31
- 価格
- 3,500円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784788515536
- ページ数
- 256ページ
発売済み
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