桃香 ごめんね。娘は小児歯科医院でいのちを奪われた

今、私には願いと希望があります。 桃香の幼い死を伝えたい。そして、もう二度と私たち家族が経験した、残された家族すら壊されていくような、絶望や悲しみを味わう人たちを見たくない。 そのために、私たちのこの七年を多くの人に語ろう。あなたの大切な家族を守るために、どうか「桃香」を記憶に残してください。 さらなる希みは、「家族のため」から、もう一歩踏み込んで、医療にかかわる人たちに、桃香を知ってもらいたい。そして、自身の診療のあり方を、命のことを見つめてもらいたい。  桃香は私たち家族に大きな悲しみを残しました。その死によってたくさんの「心ない人」に出会うことにもなりました。 親不孝な娘? いいえ、桃香はやはり親孝行でした。私たち家族が絶望と孤独の中にいたとき、なんの見返りもない、むしろ自分の不利益になることとわかっていても、「真実」のために動き生きる人たちが少なくないことを知らせてくれたのも、やはり桃香なのでした。 早すぎる死ではあったけれど、桃香は悲しくてかわいそうな女の子ではない。私たち家族の自慢の娘。「桃香」は、これから多くの命を救うことになる。 おとうさんの希みは大きいよ、桃香。

著者
佐々木富雄
出版社
ジャパンマシニスト社
発売日
2008-02-10
価格
1,238円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784880491813
ページ数
272ページ

発売済み

    Xでシェア

    関連書籍

    広告