カルチャーセンター

松波太郎はそこにいた。 カルチャーセンターで共に過ごしたニシハラくんの未発表小説『万華鏡』が収録され、作家や編集者たちから寄せられたコメントに、松波太郎の説明責任までもが生じてくる文章と空白の連なり……松波太郎は、ニシハラくんに語りかける。「どうかな? これは何だろう? 小説なのかな?」 松浦理英子さん推薦! 「小説を書きたいという欲望に憑かれていた若くほろ苦い日々を、哀惜をこめて振り返る松波太郎は本物の作家である」 これはすべての作家が通って来た文学的青春への鎮魂の書である。小説とは何かも言えないまま、ただ書きたいという欲望に憑かれていた時代への。 ――松浦理英子 小説のわからなさを、そのわからなさと共に生きていくことを、ひたすらに書いている。この小説を読み終わりたくないと思った。 ――柴崎友香 カルチャーセンターは、社会で帰属する場を離れて〈個〉となった人と人が、遠い憧憬を胸に秘めて集う。それが稀に奇跡のように幸福な交流を、この地上にもたらす。 松波さんはその鎮魂と再興のために、この小説を、みんなの力を借りて作り上げた。 (この推薦文わかりにくいですか? 読むうちにほぐれて、あなたを照らす光になるはずです。) ――保坂和志
- 著者
- 松波太郎
- 出版社
- 書肆侃侃房
- 発売日
- 2022-04-18
- 価格
- 1,700円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784863855137
- ページ数
- 272ページ
発売済み
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