2024年7月3日発売の新刊一覧

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該当件数: 5件

2024年7月3日

現代ネット政治=文化論

安倍元首相銃撃犯・山上徹也の深層、「推し」に裏切られた弱者男性、インセル、陰謀論者、負け組、オタクたちの実存の行方、ニセ情報の脅威、倍速で煽られる憎悪……。 揺らぐ民主主義と自由。加速するテクノロジー、そこに希望はあるのか! ネットネイティブ世代の著者が徹底検証。 既存の権力や秩序から自由であり、人間の様々な問題の手垢がついていないフロンティアだったはずのサイバースペースは、今や、古くから続く政治・権力争い・謀略・戦争の世界に巻き込まれている。 この新しくも古い状況の中で人々の心は動揺し、その揺れ動きは、様々な文化や行動として現れてこざるをえない。 本書は、インターネットが大きく変えている現在の政治状況を、文化との連続性の観点から考えるものである。(本文より) ******** 【目次】 はじめに  第一部 ネット時代の政治゠文化 Ⅰ ゼロ年代 未完のプロジェクト Ⅱ ミソジニーとサブカルチャーのインターネット文化史 Ⅲ オタク文化とナショナル・アイデンティティ 第二部 作られる環境 Ⅳ 不幸な未来もゲームは作れるのか?――政治にゲームを実装する Ⅴ 積極工作と陰謀論政治 補論 ポスト・トゥルスと、脱マスメディア時代のポップカルチャー  第三部 ネット時評 Ⅵ ネット万華鏡(『共同通信』二〇一四年一月-二〇一五年二月) Ⅶ ネット方面見聞録(『朝日新聞』二〇一九年四月-二〇二三年一二月) あとがき  主要参考文献  初出一覧

発売済み

2,700円(税込・書誌情報提供:openBD)

役者絵の図像学

誰を見ても同じ顔に見えるのはなぜだろう? 役者絵を鑑賞・研究するための入門・基礎・実践! 役者をどう見分ければいいのか。役者絵から何がわかるのか。役者絵という図像をトータルに理解できる書。 全体を三章に分けて構成。「Ⅰ 対談」は役者絵入門編。たんなる説明ではなく、問題となる事柄を取り上げつつ理解が深まるよう試みた。「Ⅱ 役者絵を読む」では、役者絵の基礎編として、似顔のもつ価値と意義を考える。「Ⅲ「八犬伝犬の草紙」を読む」では、実践編として、見立揃物「八犬伝犬の草紙」五十枚について、一枚一枚それぞれから何が読み取れるのか、解読を行う。最後に「役者絵この三十年」によって、文献を辿りつつ、この三十年の役者絵認識の変化を述べる。専門的に役者絵を学びたい人のための参考文献にもなっている。役者絵の世界に踏み込み、面白さを味わうために。フルカラー。 【まず、役者絵を見る場合にいちばん重要になってくるのが似顔という問題です。この似顔を認識するということが実に難しくて、最初はみんな同じ顔に見えてしまうわけです。それはわたしなどが、例えばアイドルグループとかのメンバーの顔が見分けられないのと、まったく同じような状態だと思うんです。】……「Ⅰ 対談」より

発売済み

5,000円(税込・書誌情報提供:openBD)

ベルリオーズ ドラマと音楽

リスト、パガニーニに支援され、シューマン、ショパンの支持を受け、ワーグナーに比肩しながら母国での活動に苦闘したフランス・ロマン主義の風雲児。 書簡や自伝、主要作品の分析、錯綜する人間関係を通して多感な鬼才の人間像を剔出。  今回のベルリオーズはこれまでの三作のように一つの論点を設け、それを展開して結論に至る方式ではなく、むしろベルリオーズの人間性に焦点を当て、多方面からの視点を加えて、その立体像を浮かび上がらせることを心掛けた。彼の音楽作品については、その全体像を見るのではなく、あくまで「ドラマと音楽」という観点から、三作品のみに留めた。主に残された書簡や自伝から構成し、ベルリオーズ、そして彼を取り巻くワーグナーやリスト等の声が直接響き、こだまする作品にしたいと考えた。(「終わりに」より)

発売済み

3,600円(税込・書誌情報提供:openBD)

ロシア文学の怪物たち

虚無的な現実を覆う皮膜の下で蠢く怪物たちの饗宴。間違いない、本書は毒にも劇薬にもなりうる。 ━━━━━木澤佐登志 ロシア文学は現実の不確かさを読者に突きつけ、世界の裂け目に開いた深淵を露わにする。 『青い脂』(ソローキン)や『穴持たずども』(マムレーエフ)など“怪作”を翻訳してきた著者による「悪」のロシア文学入門。 誤解を恐れずに言うが、ロシア文学は危険だ。ロシアによるウクライナ侵攻によって現実に世界秩序が大きく揺れ動いている今日、それは劇薬ですらあるかもしれない。 (「はじめに」より) 2024年7月上旬発売予定です。 【目次】 はじめに プロローグ 悪との遭遇 第1章 ペテルブルグの幽霊 ゴーゴリ『外套』 第2章 怠惰と実存 ゴンチャロフ『オブローモフ』 第3章 病める地下室男の独白 ドストエフスキー『地下室の手記』 第4章 もはや死はない トルストイ『イワン・イリイチの死』 第5章 世界がひずむ音 チェーホフ『六号室』 第6章 「われら」と「彼ら」のはざまで ザミャーチン『われら』 第7章 不可能性の怪物 マムレーエフ『穴持たずども』 第8章 空虚への解脱 ソローキン『マリーナの三十番目の恋』 第9章 もう一つの九〇年代 ペレーヴィン『ジェネレーション〈P〉』 第10章 回帰する亡霊 エリザーロフ『図書館大戦争』 第11章 可能性としての女性文学 ナールビコワ『ざわめきのささやき』/トルスタヤ『クィシ』/スタロビネツ『むずかしい年ごろ』 おわりに あとがき ブックガイド

発売済み

1,800円(税込・書誌情報提供:openBD)