2026年6月8日発売の新刊一覧

この月の発売日カレンダーを見る

該当件数: 4件

2026年6月8日

小澤實前期句集集成

◆小澤實の歩み――「澤」創刊二十六周年記念出版 句集『砧』『立像』『瞬間』それぞれが、絶版品切れになって、長い。三句集を再録した『小澤實集』もまた、絶版品切れになってしまっていた。 ここに三句集および『礼のかたち』を収録して『小澤實前期句集集成』を刊行する。 (あとがきより) 収録作品―― 『砧』 『立像』 『瞬間』 『礼のかたち』 初句索引・季語別索引付き

発売済み

3,000円(税込・書誌情報提供:openBD)

リンチ(戯曲)――三部作

【堺雅人(俳優)推薦! 戯曲と体を根底から突き詰める、類例のない作品集】 見ること、触れること、支えることは、 いつ暴力になるのか―― 国家で、共同体で、家で ゆがみ抗いながら発せられてきた言葉たちが この感覚を、体を、劇をかたちづくる。 歴史と地形、政治とケア、侵略と生活が 苛烈に殺到する「現在」に生み出された 戯曲三部作、ついに刊行。 ◯堺雅人(俳優)  この戯曲、僕はとてもじゃないが、ひとりで読めない。どんな声で、なにを思って喋ればいいか、わからないのだ。そもそも声にだして読んでいいセリフなのかも、わからない。  言葉の奥に劇的な世界がひろがっている予感がする。気になる。よみたい。理解したい。でも、本当によくわからない。  ここに書かれているのは、多分、仲間を必要とする言葉だ。ひとりでなく、みんなで読む文章。よんでいると、すぐに誰かの意見を聞きたくなる。自分の疑問をきいてほしくなる。調べたことを、だれかに話してみたくなる。みんなで相談したくなる。  この文章は、だから、ものすごく「演劇の言葉」なんだと思う。よみだした瞬間から、作劇は始まっているのだ、多分。 【収録作品】 「リンチ(戯曲)」 小豆島の安田おどり、聖火の沖縄入り、クリオン島のハンセン病患者隔離施設での女子寮襲撃、南洋群島――寝たきりの「お袋」と介護する「素人」のあいだで、帝国が忘れんとする島々の記憶が圧縮・断片化し、噴き出す。第20回AAF戯曲賞大賞受賞作。 「同伴(戯曲)」 知念正真の戯曲『人類館』が「さる軍団」たちの紐と跳躍のなかで再び開かれる。猿まわし、タミル移民、人種握手会、通天閣――観客席もトイレもキッズスペースもすべてが上演内部に取り込まれ、見ることの暴力が見る者自身の知覚のなかで起動する。 「加担(戯曲)」 農婦、主夫、推し、サポ、同志、パパ。関係名で呼ばれる人物たちの家のなかで、綿ふき病、腎不全看護、満洲の上下水道、イスラエルによる水の武器化、占領下の性暴力が交錯する。ケアと連帯が、暴力と同じインフラの上を流れていく。 【付録小冊子】 平倉圭(芸術学)、細馬宏通(行動学) 【著者】 羽鳥ヨダ嘉郎 「リンチ(戯曲)」で第20回AAF戯曲賞大賞受賞。 装釘・本文レイアウト:山本浩貴+h(いぬのせなか座) 装画:尼子騒兵衛「落第忍者乱太郎」より

発売済み

2,500円(税込・書誌情報提供:openBD)

跨境 日本語文学研究 第21号

韓国、中国、台湾、日本の近代日本語文学の研究者が発行する国際学術誌 第21号。 雑誌のタイトルとなった『跨境(こきょう)』は境界をまたぐという意味です。たんに越すということではなく、跨いでつなぐ。それぞれの局地性や立場を無視することなく、そこに一方の足場を置きながら、さまざまな〈境〉の向こうに他方の足を伸ばすことを目指しています。 【跨ぐことは、時に越えることよりも難しいかもしれない。だがいまこそ、その試みが必要だ。分断を一気に解消する方策など、ありはしない。すべての多様な 人々を包括するような場も、できようはずがない。しかしそれでもなお粘り強く、境を跨ぎ、つなぎ続けることが重要だと私たちは信じる。『跨境/日本語文学 研究』が、異なる立場、異なる考えをもつ者たちの、邂逅と対話の場となることを願っている。】...創刊の辞より

発売済み

2,300円(税込・書誌情報提供:openBD)