津波の恐怖

三陸津波史が語る津波災害の呪わしい特徴は、一度にたくさんの命が失われる大量死の恐怖であり「引き波の」猛威による、多くの遺体の海の藻屑化という無残であった。数えきれないほどの途方もない命を奪ったインドネシア・スマトラ沖大津波は、不幸、不本意にも最悪のかたちでこの特徴を証明し、裏付ける史上最大の津波になった。「津波は、いわば海の底からヘドロを巻き上げながら海ごと走って来て、家も人も薙ぎ倒し、押し潰し、さらって行く、もの凄い破壊力を秘めた狂濤なのである」(本文より)
- 著者
- 山下 文男
- 出版社
- 東北大学出版会
- 発売日
- 2005-03-01
- 価格
- 2,000円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784861630033
- ページ数
- 250ページ
発売済み
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