
あの名作が“発禁”扱いになっていた!? タブーに触れ、時代に葬られた“発禁=発売禁止”作品。 映画・音楽・絵画・書籍とジャンルを横断し、タブーを犯した44の名作の真相に迫る! ---------- 2026年6月、ヴィム・ヴェンダース監督の初期の代表作『まわり道』(1975)の公開・流通停止が発表された。当時13歳でヌードシーンなどを強いられた女優ナスターシャ・キンスキーの訴えを受けてのことだ。 配信サービスが定着し、あらゆる時代や地域の作品を手軽に視聴できるようになった現在にあって、「発禁」や「封印」という概念があることは忘れてしまいがちだが、ヴェンダースの問題は、そのギロチンの刃がいつ振り落とされてもおかしくないことを思い起こさせた。 CD・DVD、ビデオテープ、レコード、紙の本など物理的な媒体がなくなれば、配信サービスからコンテンツが消されたりデジタル修正されたりしたら、もはやオリジナル作品を観る術は絶たれる。我々はそんな危うい世界に生きている。 「発売禁止」はなぜ起きるのか? それで作品はどうなるのか? 作家の人生はどうなるのか? 改めて考えてみるべきではないか。 そこで本書『発売禁止―タブーを犯した44の名作―』は、「発売禁止」の憂き目にあった作品をジャンル横断で紹介する。 「発売禁止」の定義を発売が禁止されたものだけでなく「市民の自由な鑑賞権の禁止」と広くとらえ、公開禁止や放送禁止、展示禁止となった作品もあつかう。 「発売禁止」というタブーを犯した作品のなかには、じつは「名作」とよばれるものが少なくない。 本書が作品の新たな一面を見出すきっかけとなれば幸いである。 (「はじめに」より)
発売済み
1,600円(税込・書誌情報提供:openBD)















