医療と福祉

東日本大震災は、甚大な被害を広範囲にもたらした大規模災害で、現在までに約二万人も及ぶ死者・行方不明者を数える。本叢書の四巻目となる「4 医療と福祉」では、災害により危機にさらされた「命」と「生」をテーマに、医療福祉関係者からの言説を集めた。 津波被害を受けながらも災害救急医療の最前線として機能した宮城県石巻市の病院関係者や、発災直後から緊急体制を敷き、被災地の医療機関の支援・バックアップに努めた東北大学病院、地元宮城県の医師会・歯科医師会・薬剤師会・看護協会の対応は、有事の医療体制の教訓となる。また、遺体確認に奔走した歯科医師や、勤務先の病院で自身も被災した医師の証言からは、被災の厳しい現実が浮かび上がる。福祉の面からは、被害を受けた福祉施設の復旧活動や、ボランティア活動、炊き出し支援の現場からの報告、さらに原発事故による避難者の現状等についても、当事者たちからの声を集めた。

著者
久道 茂、鴨池 治
出版社
東北大学出版会
発売日
2013-03-13
価格
2,000円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784861632068
ページ数
351ページ

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