蝶は地下鉄をぬけて

放物線をながめるように 見わたすと、この世は明るくておもしろい。 たとえ何かをあきらめるときであっても。 (東直子) 【5首】 つめたさのない夏なんてあるものか さよならの著作権はぼくのだ 国境を解かれた陸の果てに舞う百年のちの手旗信号 君は鳥になっても信号待ちをする枇杷の実ほどの自信を抱いて 間違えた靴のままゆく舗装路が海になっても終わらない夢 ローム層にしずかな記憶抱く街で八万台の複写機光る
- 著者
- 小野田 光
- 出版社
- 書肆侃侃房
- 発売日
- 2018-12-07
- 価格
- 1,700円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784863853478
- ページ数
- 144ページ
発売済み
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