韓国文学100年の物語

韓国の詩人・作家たちが紡ぐ 〈抵抗と治癒〉の文学100年の軌跡 ハン・ガン(『菜食主義者』)、シン・ギョンスク(『オルガンのあった場所』)、 キム・ヨンス(『ワンダーボーイ』)、キム・エラン(『どきどき僕の人生』)など 韓国を代表する作家たちをいち早く紹介してきた翻訳家きむ ふなが 日本の読者に向けて書き下ろした韓国文学史 ◇1900年代から今日まで、韓国の詩と小説を、社会の背景とともに詳細に紹介 ◇100年の流れと時代ごとの特徴や代表作が、予備知識なしでも理解できる 韓国文学を知る入り口として、読み進める道しるべとして、必携の一冊。 同時代の日本からの視座として、本書責任編集 斎藤真理子によるコラムも掲載。

著者
きむ ふな
出版社
クオン
読者対象
一般書
内容
文学(総記)
発売日
2026年10月30日
発売日の出典
openBD
価格
13,000円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784910214801
ページ数
872ページ
判型
A5判

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目次

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はじめに 第一章 開化啓蒙期  一九〇〇年前後から一九一〇年代まで  開化啓蒙期の詩歌  開化啓蒙期の小説 第二章 一九二〇年代  三・一独立運動と一九二〇年代の文学  一九二〇年代の詩  一九二〇年代の小説 第三章 一九三〇年代  近代文学の黄金期  一九三〇年代の詩  一九三〇年代の小説   リアリズム小説/植民地朝鮮のモダニズム |海を越えて、文学史を結んだ人々:北原白秋の二人の弟子・鄭芝溶と仲村渠 第四章 近代女性作家  新女性と女性作家の登場  第二世代の女性作家たち  植民地末期の第三世代女性作家 第五章 一九三〇年代後半、そして解放  文学の暗黒期  暗黒期の詩  暗黒期の小説 第六章 解放期の文学  解放と分断  解放期の詩   社会主義系の詩人たち/純粋抒情の青鹿派詩人たち  解放期の小説   分断とイデオロギーの対立/過去への反省と自己批判/帰還小説/   社会の混乱を描いた小説    第七章 一九五〇年代  朝鮮戦争と戦後文学  一九五〇年代の詩   戦争詩/モダニズム詩/伝統的な抒情詩  一九五〇年代の小説   戦時下での小説/身分戦争と風俗や価値観の変化/戦争の傷跡/失郷と郷愁/   純文学小説 第八章 一九六〇年代  四・一九革命と軍事クーデター  一九六〇年代の詩   四・一九と参与詩の詩人たち/純粋詩の詩人たち  一九六〇年代の小説   新しい分断小説/四・一九世代の感受性/女性作家の活躍 |海を越えて、文学史を結んだ人々:破格のベストセラー『ユンボギの日記』   第九章 一九七〇年代  維新体制下の一九七〇年代  一九七〇年代の詩  一九七〇年代の小説   産業化の陰に追いやられた民衆/分断小説/ベトナム戦争と韓国文学/   女性作家たちの活躍/青年文化と大衆小説/内面と幻想の探究者 |海を越えて、文学史を結んだ人々:金石範と済州四・三事件と玄基榮   第十章 一九八〇年代  光州民主化運動と新軍部政権  一九八〇年代の詩   八〇年代の民衆詩/前衛的な解体詩/女性詩人たちの活躍/   抒情詩とミリオンセラー詩集たち  一九八〇年代の小説   光州の悲劇と暴力への考察/分断小説/大河小説のブーム/労働文学と民衆文学/   閉ざされた社会における実験的な作品 第十一章 一九九〇年代  冷戦終結後の韓国  一九九〇年代の詩    民衆詩の変化/世紀末の生態詩/女性詩の拡大/新抒情詩の詩人たち  一九九〇年代の小説   後日談小説/小説家小説/一九九〇年代小説の活力、女性作家/   新世代の新しい作家たち/一九九〇年代に描かれた光州/   一九九〇年代の筆禍事件 |海を越えて、文学史を結んだ人々:茨木のり子の『韓国現代詩選』がもたらしたもの    第十二章 二〇〇〇年代  新世紀の韓国文学  二〇〇〇年代の詩   実験詩あるいは未来派の詩/二〇〇〇年代の抒情詩/詩と政治  二〇〇〇年代の小説   男性作家による新自由主義社会のユーモア/   女性作家の作品から見る二〇〇〇年代/二〇〇〇年代の歴史小説/   分断小説の変化/新たな他者、移住外国人たち/韓国のクィア文学 第十三章 二〇一〇年代、今日の韓国文学  今日の韓国と文学  今日の詩   未来派詩人たちの今日/詩と政治―セウォル号沈没事故以降の詩/   失敗を強要する社会と悲しみの倫理/読者と同じ歩幅で歩く今日の詩  今日の小説   女性作家の作品が見つめる現在/フェミニズム小説のブーム/   今日の分断小説/少子高齢化社会と小説/韓国のSF小説 |海を越えて、文学史を結んだ人々:韓国フェミニズム文学と日本 作品・批評書以外の主な参考文献 引用文献 人名索引 *コラム「海を越えて、文学史を結んだ人々」執筆:斎藤真理子

著者について

きむ ふな

韓国生まれ。韓国の誠信女子大学、同大学院を修了し、専修大学大学院日本文学科で博士号を取得。日韓の文学作品の紹介と翻訳に携わる。 訳書にハン・ガン『涙の箱』(評論社)『菜食主義者』、キム・エラン『どきどき僕の人生』、キム・ヨンス『ワンダーボーイ』、ピョン・ヘヨン『アオイガーデン』、シン・ギョンスク『オルガンのあった場所』(以上クオン)、孔枝泳『愛のあとにくるもの』(幻冬舎)など。 共訳書にハン・ガン『引き出しに夕方をしまっておいた』(クオン)など。 著書に『在日朝鮮人女性文学論』(作品社)、編著に『韓国文学を旅する60章』(波田野節子、斎藤真理子との共編著、明石書店)がある。 津島佑子『笑いオオカミ』韓国語訳書にて板雨翻訳賞を受賞。

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