第一次大戦の〈影〉

◆あれは「海の彼方の戦争」だったのか?◆ 従来、第一次世界大戦は、海の彼方で行なわれた戦争で、日本人にとっては、高見の見物であり、漁夫の利を得た戦争、と言われてきました。しかし、この初めての〈世界戦争〉は、ヨーロッパに甚大な被害をもたらしたのはもちろんですが、日本にも重大な影響を与えました。日米決戦の台本はこの時に作られたと言ってもいいでしょう。本書は、当時の新聞や雑誌、さらには「社会講談」、演劇、短歌、落首などの一見「些末な」題材を手がかりに、世界戦争が人々に与えた影響を具体的に明らかにします。レマルク『西部戦線異状なし』の日本での人気、米騒動と落首、民主主義と戦争の密接な関係など、興味深い視点から〈文学〉と〈戦争〉の関係をさぐる、気鋭の意欲的な試みです。

著者
中山弘明 著
出版社
新曜社
発売日
2012-12-14
価格
3,200円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784788513150
ページ数
336ページ

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