点のないハハ

``は私の身体から 地面に落ち 満月が血をしぼった夜に 花を咲かせました 花びらひとつひとつは 巨大な骨に似て 花全体は肋骨のように 満月がふたたび血で 満たされました 泣き声 さけび ひゅうひゅうと 昔の母とおなじ声で 風が吹いています 音楽に疎いので、雨音や台風の音、港で所在無げに突ったっているクレーンが沈黙している音が好きです。特に、雨が降る音は日本人にとって音楽であり、オノマトペであり、言霊ではないでしょうか。(あとがきより)
- 著者
- 鹿又夏実
- 出版社
- 書肆侃侃房
- 発売日
- 2022-11-21
- 価格
- 1,500円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784863855434
- ページ数
- 112ページ
発売済み
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