能のデザイン

室町時代に完成した能は六百年以上の歴史を持ち、日本が世界に誇る古典芸能です。 面と装束は「能の美の世界」を象徴するもので、ひとつひとつが洗練された 造形、色彩、意匠をもち、他に類を見ない様式美を生み出しています。 能面は、微妙な心の表現に対応、能面の微妙な角度によって繊細な気持ちを表現します。 その一方で、能装束は、最も優れた伝統工芸品とも称されています。 金銀箔をふんだんに織り込み豪華絢爛を極めた唐織・厚板。 最も優美な装束と称される縫箔。さらには、長絹、舞衣、狩衣など。 これらは多様なデザイン性に富み、能独特の様式美と日本人の美意識の 高さを示しています。本書は、明治末期に発行された精緻な 彩色木版画集、「能楽の志ほり」を完全復刻したものです。 能面、能装束をはじめとして、冠り物や楽器類、小道具類など能具一式を収録しています。

著者
井上由理子 解説
出版社
青幻舎
発売日
2009-05-01
価格
1,200円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784861521935
ページ数
256ページ

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