推しとショボンヌ

牛乳で練ったビスケットのうらをすべすべしてゆく夜のおはなし ほうら ね 花豆を煮るやわらかくざんらざんらと砂糖与えて 『瀬戸際レモン』の蒼井杏、第二歌集。 今だから、いや、今しか書けないショボンヌのつぶやき。 【収録歌より】 背表紙が背の順にならびうつくしくきおくのひざをおりまげている この鍵はだれかの指の味がする。わたしいつでもひざまずけるよ アイコンをかえたのですね。とおいなぁ。クリアファイルであおいだあの夏。 プリンターのうえのねこの目とじてゆき世界中からわたしがきえる ひとつぶのみずが耳から出ていっておもいだせそうだったんだけどな
- 著者
- 蒼井杏
- 出版社
- 書肆侃侃房
- 発売日
- 2023-11-08
- 価格
- 1,900円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784863856028
- ページ数
- 144ページ
発売済み
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