ぼくが宗教を読み解くための12のヒント

一般読者の目線で──はじめに Ⅰ章 超越性あるいは聖性 自らの体験を通して他者と出会う エピファニーは誰にでも現れる ある翻訳・盲目の老人の頼み・ヤマギシ会の「特講」での経験・異なる体験がひびき合う Ⅱ章 信仰 壁を乗り越えて別の次元へ イニシエーションという概念の重要性 枠から解き放つ作用・映画に欠かせないもの・『ローマの休日』を分析する・主人公が変貌する Ⅲ章 奇跡 宗教をより易しくとらえる手だて 「奇跡」に別の光を当てる 「列聖」という制度・宗教の「機能」の側面を重視する・信仰者の内面に添う宗教現象学・宗教を難しく考えない──という一つの方法 Ⅳ章 戒律、儀礼、儀式 「目的」を達成するための入り口 つねにある参加者と部外者とのずれ 「戒」と「律」・禅僧の生活・ある研修会の様子・天理教の「おてふり」体験・クラシックコンサートの儀式性 Ⅴ章 罪と赦し ベネディクト、フロイト、ミッションスクール 西洋が「罪」なら日本は……? 『菊と刀』の誤った読まれ方・原罪と性的なもの・決定的な転換点「回心」・宗教のかわりに精神分析が癒す・性的抑圧が弱い日本 Ⅵ章 天国あるいはあの世、そして再生 悪いことは良いことの先駆けである 宗教美術、施設の担っている意味 臨死体験・浄土と地獄・ダンテの描く世界・死と再生の体験=イニシエーション Ⅶ章 師と弟子、そして教団 凡人は“先生”たりえない 師とはときに理不尽なものである 弟子がいてこそ開祖がいる・親鸞の思惑・由良君美と柳原啓一・オウム真理教事件・宗教組織と一般の組織との類似性 Ⅷ章 聖典 語る者とそれを書き留め、受け止める者 聖典の「機能」に目を向ける 東洋との出合い・信仰者=研究者が多い・本当の釈迦の教えとは?・学問としての日蓮 Ⅸ章 偶像と宗教施設 予断を突きくずす秘仏とモスク イスラム教は神道である ゆるキャラを生み出す文化的余裕・日本という国の連続性・弾丸古寺巡礼・写真と実物の違い・あるモスクでの啓示 Ⅹ章 聖地 伏見稲荷大社と天理教会本部の“異様” 訪れてみて初めて実感する場所 観光地化していない聖地・天理の「ぢば」・高野山、伊勢神宮、遍路 ⅩⅠ章 宗教学 あらゆる人間の営みを宗教としてとらえる試み 宗教の“内部”を経験した研究者として 新しい宗教の研究へ・生の宗教に触れたい・生涯をかけた仕事・日本は宗教学にうってつけの場所・経済も政治も宗教からとらえ直す ⅩⅡ章 宗教戦争 恐るべき力を秘めているもの、宗教 正しい宗教、正しくない宗教 なぜ対立し、戦争まで引き起こすのか・オウム真理教は宗教そのもの・社会の不満が宗教をはけ口に噴出する・宗教のなかにある攻撃性・オウム以前と以後
- 著者
- 島田裕巳
- 出版社
- 亜紀書房
- 発売日
- 2009-04-24
- 価格
- 1,500円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784750509112
- ページ数
- 240ページ
発売済み
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