引地川

◆第一句集 子ら泳ぐ声して川の現はるる 引地川は、藤沢市中央部を南北に貫き自宅の近くを流れる。下流では、いまだに川底を見せない町川である。この川の水が澄んで、藤沢市の誇りとなる日を心待ちにしている。(著者) ◆作品抄出 美しき竹立ててより秋祭 立ちどまるとき秋風に越されゆく 自転車とまろべば草のかぐはしき 黴の香も後生大事に宝物殿 栃の花父性なかなか身につかず 子の汗の甘き匂が飛びつきぬ 恵方みち海が展けて来たりけり 雲海へ足を踏み出しさうになる 藤房の軽さの母のもうあらず 尾を捌きつつ大凧の降ろさるる 晩年の顔を寄せあひ落葉焚く 動きさうな水もとどめて蝌蚪の紐 いつまでも去らぬ山鳩卒業す 冬晴の爺はほたほた柴運ぶ

著者
神谷章夫
出版社
ふらんす堂
発売日
2022-09-20
価格
2,700円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784781414782

発売済み

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