空白の時

●第一句集 空白の時綴るごと花吹雪 花吹雪のただなかにいると、すべてが空白─無になってゆくような、それでいて永 遠を感じる気がするのではないだろうか。 序・髙橋道子 ●自選句 梅雨上がる富士の裾野の米寿祝 初詣参道狭む山武杉 一枚の書かず了ひの夏見舞 浦島の煙飲み込む夏の海 独り占め月の兎がすべり台 事多き生まれ月過ぐ夜半の月 岩砕く鰐の歯となる冬怒濤 いつか来るさういふ日来る梅雨の月 黙食は父の教へや赤のまま 天高し一歩も引かぬ古書店主 灯火親し色褪せぬアンダーライン
- 著者
- 西嶋久美子
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2022-09-12
- 価格
- 2,800円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784781414881
発売済み
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