草墳

霊魂不滅への祈り 学生たちと民俗文化調査に訪れた南海の離島で,喪われた墓制の痕跡に触れ,シャーマニズム世界に分け入ることになる表題作他,市井に生きる人々の哀歓を描いた8編 ◉朝鮮通信使研究で知られる学者であり,韓国釜山を代表する文化人である著者の初の邦訳書 * * 草墳の中の遺体は数年が経過すると白骨だけが残る。数年後、吉日を選んで草墳を解体して骨を収拾し、棺の中に収める。この収拾した骨は本葬、つまりもう一度葬儀を行った後、永久墓に埋葬する。 村の年寄りたちは、人は死んでもあの世で新しく生まれ変わると固く信じている。新しく生まれ変わるためには、この世の穢れをすべて洗い落とし、綺麗にならなければならない。そのための最も重要な手順が、草墳葬だと信じられていた。─「草墳」より
- 著者
- 姜 南周、森脇錦穂
- 出版社
- 花乱社
- 発売日
- 2024-04-05
- 価格
- 1,800円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784910038902
- ページ数
- 216ページ
発売済み
関連書籍
広告