富有柿

◆第一句集 同級のをぢさんバンド山笑ふ 真実が宿るものを詩と呼ぶならば、これらは詩である。私たちはこんな風に暮らしているのだなあ、としみじみ思う。ぼおと照り映える〈富有柿〉という詩。 序より・加藤かな文 ●自選十句 寒明のぴんと跳ねたる真鯛かな 平凡な会話机上のシクラメン 万緑や子は堂々と二児の父 柿の花柿のかたちをしてをりぬ 駐車場どこにもなくて蝸牛 富有柿赤子ころんと寝返りす 鰯雲大股になる散歩かな 小春日の手旗誘導入港す ごつき手のほれ持つてけと大根引く エッチングのごとき木立や冬の水

著者
児玉裕子
出版社
ふらんす堂
発売日
2020-11-03
価格
1,700円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784781413266

発売済み

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