遡上

◆第一句集 風光るきりきりと弓引かれつつ 面倒見の良いよし子さんの周りでは、事件が次々に起きるのだそうだ。「流さるるまま吹かるるまま」と詠まれるほどの時期もありはしたが、今では明日への扉を開ける鍵を自らお持ちだ。「この先もどこまでも飛び続けたい」と書かれたよし子さん。そう、きりきりと弓は引かれた。あとは放つのみである。 (序より・高田正子) ◆収録作品より 夏兆す台北の道バイクバイク よく晴れて光の中の初句会 いつよりの降り始めとも春の雪 月山のよく見ゆる日よ吹流し 手を止めよ筒鳥の声聴き留めよ 春嵐退路断ちたし断つべしと 草の花君らも我も名なきもの 翻る一瞬は金紋白蝶 古今雛涙のあとのやうな罅 山形の空にぽかんと凧
- 著者
- 佐治よし子
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2024-11-25
- 価格
- 2,600円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784781417066
発売済み
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