若夏の独奏

〈沖縄・石垣の詩人が語る辺境の生き方〉 山之口貘賞、小野十三郎賞受賞詩人が石垣の海から贈る36のエッセイ。しのびやかにつづられた常世への遥かな慕情。 ・・・本文より・・・ 祖母は枕元に集まった自分の子供、つまり父や伯母達やその他の親戚に向かって、タルタルカイヤノーデドゥアンキャ(だれだれには何と言えばいいか)などとしきりにせかす。 祖母は自らの死に際してこの世への遺言ではなく、あの世への伝言を積極的に引き受けているのである。  (「夜中の焼香」より)

著者
八重 洋一郎
出版社
以文社
発売日
2004-11-10
価格
1,600円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784753101825
ページ数
160ページ

発売済み

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