ファウストとホムンクルス

人造人間ホムンクルス、その誕生の秘密に迫る。▼ゲーテ、不朽の名作『ファウスト』。その第2部に登場する人造人間ホムンクルスは、フラスコの中の人工生命体という「不完全」な形でこの世に産み落とされた。「完全」な人間になることを願って彷徨うホムンクルスの姿に、ゲーテは一体、どのような意味を込めたのか。▼近代自然科学の発展にともない、神や神学支配からの解放が徐々に進んでいくなかで、ゲーテは自然科学の発展を評価し、自らも貢献したが、一方で、彼は自然の悪用に対して強い危惧を抱いてもいた。本書では、ゲーテ畢生の大作 『ファウスト』 等、後期3作品を解読し、近代の 「悪魔的速度」 や、人間の理性に潜む野蛮さ、暴力性に鋭い眼差しを向けたゲーテの思想の真髄をあきらかにする。本書は、日本図書館協会選定図書です。

著者
マンフレート・オステン、石原あえか
出版社
慶應義塾大学出版会
発売日
2009-09-02
価格
2,300円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784766416695
ページ数
168ページ

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