戦うことに意味はあるのか [増補改訂版]

「自分は人間だ」と思えなくなってしまう状況を経験したことがあるだろうか。 ……戦場や全体主義、差別がその例かもしれない。 とはいえ、ひとは、みずからの命をかけて子供たちや住まいを守り、あるいは自身の自由を求めて戦い、このようにして自分が人間であることを手放さない――少なくとも、そうした人びとがいる。この戦いこそ、自分は人間であることの証であるかのようである。 「自分が人間だ」と思えないその渦中でみずから戦うときにむしろ、自分が人間であることとその意味を肌身で感じとりえてしまう複雑さ、ここに哲学的問題がある。 だとすれば、平和とは、一体、何か。 人間が人間でありうる平和とは何なのか。 本書が、読者のみなさんがこうした思索を引き受ける一助となれば、幸いである。
- 著者
- 佐藤 香織、遠藤 健樹、横地 徳広
- 出版社
- 弘前大学出版会
- 発売日
- 2023年2月27日
- 発売日の出典
- openBD
- 価格
- 2,500円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784910425047
- ページ数
- 334ページ
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