声を聴くこと

私は ここに います/いました 戦争、飢饉、災害、性暴力――災いを語ることも、それを聴くことも、難しい。社会に聴かれぬ人々がさらに透明化されてもなお、その声を聴くための視点を、文学・歴史学・哲学・演劇学・社会学など複数の領域から、論考・エッセイの形態で多角的に提示する。 [はじめに]より みずからの解釈や合点を入れずに聴くことは、その語りの向こうに、飲み込まれ、途切れたあまたの人々のあまたの声があると知り、しかしそこに踏み入らず、ただ受け止める―そうした姿勢が問われる。そして、それは簡単ではない。掴めない焦りや不安、寄る辺なさに、聴き手は「ゆらぐ」。「ゆらぎ」は通過儀礼ではないため、一度痛い目にあったからもうわかった、などとはならない。聴くという営為は「ゆらぐ」ことそのものである。
- 著者
- 声の主体による文化・社会構築研究会(代表・間瀬幸江)
- 出版社
- 春風社
- 発売日
- 2025-10-13
- 価格
- 3,500円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784868160502
- ページ数
- 318ページ
発売済み
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