囀に

◆第一句集 読まれざる詩歌はやがて囀に 選ばれた詩人だけが詩歌を作るのではなく、国民の誰もがたやすく詠む。わが国 の詩歌のありようを言祝ぐ句である。ごく一握りの詩歌を古典として残して、あと はすべて読まれずに忘れられる。いや、そうではない、それらは耳を澄ませば囀り として聞こえるのだ。 (序より・小川軽舟) ◆自選十句 畳まれしセーターの胸やすらかなり ふへふへと翁の機嫌落鰻 おでん・グミ・マスク・コンビニ依存症 より広き水恋ふ水や流灯会 またもがく蠅にもどりてながれけり 秋刀魚定食表彰状のごとく受く 裕明に霧一句露二十余句 母の日の母にゆつくりわが名湧く 引潮は月への恋慕足穂の忌 読まれざる詩歌はやがて囀に 序:小川軽舟 装幀:金田遼平

著者
栗原修二
出版社
ふらんす堂
発売日
2022-11-30
価格
2,800円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784781415147

発売済み

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