ハチ公ものがたり

渋谷のハチ公 生誕100周年ただひたすらに帰らぬ人を待つ。日本一有名な犬、忠犬ハチ公の物語。生誕100周年を迎え、いつまでも渋谷の愛されるシンボルに。ぼくはね、野良犬になるよ。でもね、心配しないでいいよ。この町でどうにか生きてゆくからね。門のむこうから背の高い人が、ゆっくりと歩いてきました。ハチは、その人のにおいで、すぐに先生だとわかりました。「ずーっと待っててくれたんだね、そうかい、ずーっと、わたしを待っててくれたのかい」大きな両手でハチの顔をなでまわしてから、先生はハチを抱きしめました。「さあ、ハチ、うちへ帰ろう」大正天皇が亡くなり、元号は「昭和」と改められました。夕方になると、渋谷駅へのお迎えがまたはじまりました。つぎの日は、駒場の大学で先生を待ちました。毎日、夕方六時になると、ハチはいそいそと出かけてゆきます。「おい、やっぱり、あいつ待ってるよ」「バカな犬だなぁ。ご主人さまは、とっくに死んじまったんだろ。いっくら待ったって帰ってこないのにな」本書は平成二十一年八月八日に刊行した『ハンカチぶんこ ほんとうのハチ公物語』を改題・改訂のうえ、新装したものです。

著者
綾野 まさる、木内 達朗
出版社
ハート出版
発売日
2023-10-23
価格
1,500円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784802401708
ページ数
160ページ

発売済み

    Xでシェア

    関連書籍

    広告