イギリスの社会的企業と地域再生

序 章 研究の目的と本書の概要 1. 研究の目的 2. 視察調査の概要 3. 本書の概要 イギリスの社会的企業政策/ イギリスの社会的企業と地域再生 Ⅰ イギリスの社会的企業政策 第1章 社会的企業に関する研究 1.社会的企業の概念とアプローチ 「社会的企業」の概念はまだ確立していない/ 非営利組織研究の延長線上に位置づける潮流/ 企業論による社会的企業へのアプローチの批判的検討/ 社会的企業の新しい見方――社会政策のなかのサードセクター/ 社会的企業の本質はハイブリッド性との主張/ 社会的企業とコミュニティの再生/ 「新しい公共」の担い手としての社会的企業/ 「社会的企業」概念のアメリカとヨーロッパの違い 2.研究の視点――社会的企業と地域再生 そもそも社会的とは何か/ 社会的企業と地域再生/ 「地域再生」の定義 3.研究の方法と限界 第2章 イギリスの社会的企業政策の展開 はじめに 1. 社会的企業とは何か 社会的企業の類型/ 社会的企業政策と社会的企業の定義/ 「Private Action, Public Benefit」にみる社会的企業/ 社会的企業の言説(ディスコース) 2. 社会的企業に対する現実的対応 社会的企業市場トレンド2013年(Social Enterprise Market Trend 2013)/ チャリティおよび社会的企業全国調査(National Survey of Charities and Social Enterprises)/ 社会的企業マーク(Social Enterprises Mark)認証基準/ 法律に明記された社会的企業 3. 社会的企業政策の展開 保健省社会的企業ユニットRight to Request/ 「Right to Request」とMutuals 4. チャリティと社会的企業 チャリティ本体による事業活動/ 事業子会社による事業活動/ まとめ Ⅱ イギリスの社会的企業と地域再生 第3章 高齢者ケア Age UK Lewisham and Southwark Stones End day Centre(ロンドン) 1. 利用者の費用とアセスメント Age UK/ ストーンズ・エンド・デイセンター/ 利用者の費用/ 利用者のアセスメント/ ソーシャルワーカーがアセスメントする/ 利用者の移動 2. アクティヴィティとスタッフ アクティヴィティ/ スタッフ/ 子が親の介護をするわけではない/ リビングウエイジ/ ケアホーム 3. デイセンターの運営 デイセンターの運営資金/ パーソナルバジェット/ 利用者とGP・セラピストとの関係/ サードセクター/ デイセンターの視察/ ボランティア 第4章 女性のための社会的企業 アカウント3(ロンドン) 1. 設立目的 女性のためのコープとして20年前に設立/ 一番大きな問題は言語の壁/ 子どもを抱える移民たち/ 女性のためのドライビングスクールを設立/ 新しいベンチャー企業は100を超える 2. プロジェクトとコース タワーハムレッツ区は、金融街の金持ちが仕事をしている地域/ 世界で一番金持ちの区なのに、42%以上の子ども達が貧困家族/ 社会問題を解決するための法律家の助言と裁判/ 女性のリーダーシップコースとファーストエイドコース/ 仕事を探すことをサポートするプロジェクト 3. 社会的企業としての役割 アカウント3との関わり/ 1つ目のリサーチ:NHSへのフィードバック/ 2つ目のリサーチ:ロンリネス・プロジェクト/ 20人のボランティアを現在リクルート/ フィールドワークする人たちをスーパーバイズする/ 社会的企業としての役割で最も重要な保育園の設立/ アカウント3の保育園に通っていた子供たちの成績がいい/ 企業やコミュニティとパートナーシップを組む 4. 東ロンドンの変化とアカウント3 アカウント3は現在もコープ/ クライアントは増えている/ ボランティアの数は100人くらい/ リーガルエイドの縮小/ 訓練の結果の就労は46人/ 保育園/ ロンリネス・プロジェクト/ 貧困と犯罪の関係/ 20年間の東ロンドンの変化の特徴/ おわりに 第5章 住宅政策 社会的家主Gentooイングランド(サンダーランド市) 1. SHCAとの連携 コープから社会的企業へ/ SHCAは12,000時間のサービスを提供する/ パーソナルケアがSHCAの主な仕事/ インディペンデント・ヒューチャー・サポート・プロジェクト/ トレーニングの事業/ エクストラケアの3つの方法/ アパートが自宅 2. Gentooが直面する課題 ロンドンから北東へ約440km/ ハウジング・アソシエーションとしてスタート/ シェルタード・アコモデーション/ エクストラ・ケア・ハウジング/ 直面する政府からの補助金ストップ/ 1週間 161ポンドの家賃/ ファンディングがなぜストップするのか/ 住宅ローンを組んで購入/ SESとSHCAとジェントゥーの関係 3. 住宅を見る ノーマさんの部屋(一人部屋:ツーベッドルーム)/ ラウンジ・ランドリールーム・ケアラーズルーム/ ゲストルーム/ エレナさんの部屋(一人部屋:ツーベッドルーム)/ 空室待ちは20人以上/ 4. リビングウェイジとダイレクト・ペイメント 資金調達/ 利益の分配が株式数に応じて分けられる/ リビングウェイジ/ ダイレクト・ペイメント/ ダイレクト・ペイメントの対象者/ コミュニティケアのダイレクト・ペイメント/ ダイレクト・ペイメント制度普及の課題 第6章 障害者就労支援 フラワー・ミル(Flower Mill)(サンダーランド市) フラワー・ミルの設立目的/ 荒地から菜園に作りかえるという能力/ ソーシャルインクルージョン/ 従業員所有企業/ メンターと学生/ ガーデンの様子/ クリスマスツリー 第7章 中間支援組織 SES(サンダーランド市) SESの理念/ 4つの目的/ 社会的企業の定義をめぐって/ 5つのビジネスサポート/ 伝統的な会社(traditional business)の起業/ 社会的企業の設立/ 新しい起業とは/ 65万ポンドの内訳/ ソーシャルバリューアクト/ 5ビリオンポンドの削減 第8章 若者就労支援 The Box Youth Project(サンダーランド市) 1. 組織と活動 組織と設立の目的/ ボックス・ユース・プロジェクトの運営/ ボックス・ユース・プロジェクトがカバーしているエリア/ 自治体との契約の4つの要素/ ボックス・ユース・プロジェクトの活動 2. プログラムとプロジェクト キッズ・プログラム/ ジュニア・プログラム/ アウトリーチ・ユースワーク/ ヤング・ボランティア・プロジェクト/ プロジェクト・ガンビア/ オルタナティブ・エデュケーション・プログラム/ モチベート・プログラム/ プログラムの成功要因 3. 課題 行政からの収入減少に伴う問題点/ ユース・クラブの制度的な位置づけ/ 若者支援はカウンシルの義務ではない/ ニートをどのように支援するか/ ニートへのサポートの試み/ イヤー・マネージャー 第9章 地域再生と若者支援 SPACE2(ニューカッスル) 1. スペース2 とYMCA スペース2とは? / YMCAは世界で最も古いチャリティ団体の1つ/ YMCAの収入と支出/ 年間運営経費は10万ポンド 2. 地域の特徴と若者が抱える困難 地域の特徴/ 地域産業の変遷/ 若者が抱える困難/ 貧困と健康/ 社会的企業で収入を増やす 補 章 欧州のソーシャル・ファーム ――企業の社会参加:障害者に就業機会とビジネスの良い機会を―― はじめに/ 世界における実情/ 2006年:EU障害行動計画/ EU障害者雇用政策/ 雇用機会を増大するための最近の取り組みと社会的企業/ ソーシャル・ファームまたは「優遇されたビジネス」/ 結論/ おわりに あとがき 初出一覧 索 引
- 著者
- 小磯 明
- 出版社
- 同時代社
- 発売日
- 2020-09-07
- 価格
- 2,000円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784886838810
発売済み
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