化学者たちのセレンディピティー

20世紀をいろどる日本の化学者たちの努力を1編の物語りとしてまとめた本はいままでなかったが、本書はそのはじめてのものである。近頃話題になるセレンディピティー(幸福な偶然)とはなにか。化学者たちの生涯と業績の中にそれを探る。読者は忘れかかった過去の光景の中に知的な興奮を見いだすことであろう。しあわせだった大正リベラリズムの中の科学の発展、その後軍国主義に傾き、戦争に突入してすべてを失った中で立ち直る化学者群像、そしてノーベル賞に輝く福井を生み出す過程、これらはまさに1編の叙事詩のようなものである。
- 著者
- 吉原 賢二
- 出版社
- 東北大学出版会
- 発売日
- 2006-06-17
- 価格
- 1,500円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784861630286
- ページ数
- 164ページ
発売済み
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