鏡の中の錯乱
シルヴィア・プラス詩選

「プラスの詩は、数々のペルソナを渡り歩き、いくつもの〈役割〉に引き裂かれながら生きる女性の強烈な生へのエネルギーで満ち溢れている」(小川公代)。 女性であることの「受難」の奥深くに分け入ってみずからの想像力を解き放ち、「マイナー文学」としての詩的言語を創造したシルヴィア・プラス。生前唯一の詩集『巨像』、死後刊行され一躍評価を高めた『アリアル』や『冬の樹々』ほかより精選した詩篇にくわえ『三人の女』を収録。最適の訳者による日本独自の詩選を新たな装いで刊行。自伝小説『ベル・ジャー』で知られるピューリッツァー賞受賞作家の本領がここに。
- 著者
- シルヴィア・プラス、水田宗子
- 出版社
- 皓星社
- 読者対象
- 一般書
- 内容
- 海外文学(小説以外)
- 発売日
- 2026年11月7日
- 発売日の出典
- openBD
- 価格
- 3,000円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784774408989
- ページ数
- 296ページ
- 判型
- 四六判
発売まであと22日
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目次 巨像 より 荘園の庭/死体置き場のふたつの風景/出発/巨像/ローレライ/蛙の秋/独身女/ほしい ほしい/すべての死んだいとしい人たち /蜂飼いの娘 三人の女 三つの声のための詩 アリアル より 配達人/霧の中の羊/切り傷/楡の木/十月のひなげし/死株式会社/ニックと燭台/メデュサ/月といちいの木/マリアの歌/誕生日の賜物/百三度の熱/蜜蜂巣箱の到着/七月のひなげし/端/絞首刑人/チューリップ/レスボス/刺し傷/アリアル/ラザロス夫人/おとうちゃん 冬の樹々 ほかより 不安/水仙のあいだで/健忘症/他人/サリドマイド/立ち聞きする人/父なし子に/子のない女/見学/几帳/冬の樹々 シルヴィア・プラス 受難の女性詩人 水田宗子 後記 新版あとがき 参考文献
著者について
シルヴィア・プラス
シルヴィア・プラス(Sylvia Plath) 1932年ボストン生まれ。1955年、スミス・カレッジ卒業後ケンブリッジ大学ニューナム・カレッジに学ぶ。在学中の1956年、イギリスの詩人テッド・ヒューズと結婚。1960年、詩集The Colossus and Other Poemsを、1963年、ヴィクトリア・ルーカス名義で小説The Bell Jar (田中融二訳『自殺志願』角川書店1974、青柳祐美子訳『ベル・ジャー』河出書房新社2004、小澤身和子訳、晶文社2024)を刊行。同年2月死去。没後刊行の詩集Ariel (1965/ 徳永暢三訳『エアリアル』構造社1971)で一躍評価を高め、ヒューズ編The Collected Poems(1981)でピューリッツァー賞詩部門受賞。そのほか詩集にWinter Trees (1971), Crossing the Water (1971/ 高田宣子、小久江晴子訳『湖水を渡って』思潮社2001),散文集にLetters Home: Correspondence 1950–1963 (1975), The Bed Book(1976/ 長田弘訳『おやすみ、おやすみ』みすず書房2000), Johnny Panic and the Bible of Dreams (1977/ 皆見昭、小塩トシ子訳『ジョニー・パニックと夢の聖書』鷹書房弓プレス1980), Mary Ventura and the Ninth Kingdom(2019/ 柴田元幸訳『メアリ・ヴェントゥーラと第九王国』集英社2022)などがある。
水田宗子
水田宗子(みずた・のりこ) 1937年東京生まれ.1960年、東京女子大学英米文学部卒業。1970年、イェール大学にて博士号取得。詩人、比較文学、女性学研究者、批評家。南カリフォルニア大学ほかで教鞭をとり城西大学教授、学長、理事長を歴任。詩集『春の終りに』(八坂書房1976)『音波』(思潮社2020)、『ネブラスカ、ネブラスカ』(同2024)『八月の光へ』(同2024)、評論『フェミニズムの彼方』(講談社1991)、『物語と反物語の風景』(田畑書店1993)『モダニズムと〈戦後女性詩〉の展開』(思潮社2012)、『白石かずこの世界』(書肆山田2021)『吉原幸子 秘密の文学』(思潮社2023)『崖の上の家』(明石書店2024)『宛先不明』(同2025)『一軒家のフェミニズム』(同2026)ほか。
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