あの光

ハウスクリーニングサービスで働く高岡紅は、丁寧な仕事と気配りで依頼人からリピート指名が入るほど信頼を得ていた。だが、入社当時からさほど変わらぬ待遇や問題の多い部下に腐心する日々に疑問を抱いていた。そんな折、母・奈津子から独立を後押しされ起業を決意する。仕事は軌道に乗り、リピート客である船場薫の強い勧めで新事業「開運お掃除サービス」を立ち上げる。薫の仕掛けで紅のブログがインフルエンサーの目に留まり、書籍化も決定。初セミナーも大成功を納め、カリスマ指導者として一躍時の人となった。そんなある日、紅のメソッドを曲解した一部の会員の行動がSNSで批判され大炎上。窮地に追い込まれた紅は起死回生を試みるのだが……。承認欲求と自己啓発の闇を撃つ問題作。【著者略歴】香月夕花(かつき・ゆか)1973年、大阪府生まれ、東京都在住。京都大学工学部卒業。2013年「水に立つ人」で第93回オール讀物新人賞を受賞。2016年「Anchor Me」が第23回松本清張賞の最終候補に。著書に『水に立つ人』『永遠の詩』『昨日壊れはじめた世界で』『見えない星に耳を澄ませて』などがある。

著者
香月 夕花
出版社
集英社
発売日
2023-09-26
価格
2,000円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784087718454
ページ数
336ページ

発売済み

    Xでシェア

    関連書籍

    広告