季刊民族学198 特集 髪の文化誌:切る・伸ばす・結うことの意味

 髪は人類にとってきわめて身近な身体の一部であり、社会の価値観や規範を映しだす象徴でもある。  髪型や髪色、長さ、あるいは髪を切る、結う、伸ばすといった行為は、年齢や性別、宗教、美意識、社会的地位などと結びつきながら、人びとのアイデンティティをかたちづくってきた。さらに髪は、宗教儀礼や政治運動、流行やメディアの影響とも関係し、時代や地域によって多様な意味を帯びている。  本特集では、人類学の視点から世界各地・多様な時代の髪にまつわる事例を取りあげる。  地域文化と深く結びついている髪を手がかりに、人びとの生活に息づく価値観や美意識、社会関係の多様性を探っていく。

著者
稲葉香、織田雪世、松山啓、平野大、東聖子、バトオチル・バルジンニャム、横山百合子、谷憲一、池邉智基、津村文彦、川瀬慈
出版社
千里文化財団
読者対象
一般書
内容
民族・風習
発売日
2026年11月5日
発売日の出典
openBD
価格
2,500円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784911820018
ページ数
104ページ
判型
A4判

発売まであと20日

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目次

000 表紙 001 目次 002 特集「髪の文化誌:切る・伸ばす・結うことの意味」 004 巻頭ビジュアル「髪×ネパール・ドルポ」稲葉香(美容師、写真家) 010 総論「世界にみる髪──髪からみる世界」 014「ガーナ女性はなぜヘアサロンへ通うのか──髪型と装いの文化誌」織田雪世(株式会社カネカ チームリーダー) 022「髷とともに生きる力士たち」松山啓(明治大学博士研究員) 030「かつらと帽子のせめぎ合い──フランス絶対王政期の被り物の歴史」平野大(国際ファッション専門職大学教授) 038「スィク教徒は髪を切らない?──髪をめぐる信仰とアイデンティティ」東聖子(近畿大学准教授) 046「髪がひらく人生の扉──身体・贈与・配置の人類学」バトオチル・バルジンニャム(国立民族学博物館外来研究員) 054「女髪結という仕事」横山百合子(国立歴史民俗博物館名誉教授) 062 「ヒマラヤの襞を髪に編みこむ──ドルポに伝わるレイマ」稲葉香(美容師、写真家) 072 記事「差しだされる食べもの──ナズリーがつなぐ関係」谷憲一(国立民族学博物館特別研究員) 080 記事「神のために『働く』バイファル──セネガルのイスラームにおける理念と現実のはざまで」池邉智基(国立民族学博物館助教) 088 連載 呪術のある日常──不確かな世界を生きぬくために 第1回「当たらなくても気にしない──タイの宝くじ番号占いといい加減な呪術」津村文彦(名城大学教授) 097 連載 野僧記──映像人類学者のオートエスノグラフィー 第7回「鉄工場からはばたく天使ミキャエル」川瀬慈(国立民族学博物館教授)

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