2019年12月28日発売の新刊一覧

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該当件数: 6件

2019年12月28日

禽眼圖

片側を闇にのまれてそよぐ樹を観ればかつてのわたくしならん 楠誓英の歌は片側の闇を何かに捧げている。それを神と言ってもいいし、生の根源的な苦と言ってもいいだろう。闇は光に先立つ。 だが、一首ののちに〈わたくし〉は自由を得て沈黙する。夜空を渡る鳥たちのように、存在そのものがおそらくは光の言葉となって。 水原紫苑 【五首選】 木の下の暗がりのなか雨をみる禽(きん)のまなこになりゆく真昼 薄明をくぐりて眠るわがからだ枕の下を魚(うを)が泳ぎぬ ことのはの手前によこたふ幽暗よやまは深々とうずくまりをり 朗読の声の途切れて右耳からざんと抜けゆく白き両翼 透明な傘ゆゑ君の両肩は灯にさらされて夜に沈みぬ

発売済み

2,000円(税込・書誌情報提供:openBD)

ブラウンぼうやのとびきりさいこうのひ

20世紀を代表するフランスの天才グラフィックデザイナー、アンドレ・フランソワの傑作絵本。 豪華なホテル暮らしのブラウンぼうや。ある日のこと、なかよしのメイド、ヒルダの家に招かれました。ブラウンぼうやにとって郊外の家での日常は、わくわくの連続。人生でいちばんすばらしい日だったのです。

発売済み

1,600円(税込・書誌情報提供:openBD)

完全版 土地

独立運動への圧力は、西姫と周囲の人々にも暗い影を落とす 複雑に絡まる運命が物語を導いていく 【11巻あらすじ】 日本の官憲による執拗な独立運動弾圧は、西姫と縁のある人々をさまざまな形で窮地に追い込む。 環(九泉)は、かつての仲間に裏切られて投獄される。その壮絶な最期は、崔参判家の悲劇の終わりを意味した。 しかし、独立運動に関連して夫の吉祥も拘束されてしまう。 西姫と吉祥の長男・還国は、思春期の悩みを抱え進路の選択に迷う一方で、間島で別れたきりになっている父親に会いたいという思いを強くしている。 西姫と姉妹のように成長して妓生・紀花となった鳳順は、心身共に病んで、平沙里の崔参判家に保護されていた。 その平沙里では農民たちの間で事件が起きた。過去からつながる運命の糸があちこちで交錯する。

発売済み

2,800円(税込・書誌情報提供:openBD)